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​日本語教育の夏フェス 

2026 

2026.9.5. 10:00 開場
会場 東京外国語大学 府中キャンパス
参加費 
3,000円​ 

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プログラム (各講師のお名前をクリックすると、ご略歴とメッセージをご覧いただけます。)

【10:00~ 開場、書籍版売】

​​10:30~12:00 講演(定員200名)

  

   話題を制する者は日本語教育を制す

   ― 話題別読解教材バンク ―

    山内 博之 氏

13:00~15:15 協賛企業によるプレゼンテーション 

15:30~17:00 選択制講演・ワークショップ 
                               選べる4つのテーマ(定員各50名)

​​

   やってみよう、テスト改善!
   ― 授業と学習を支える評価を考える ―

    伊東 祐郎 氏

   事例から学ぶ日本語学習アドバイジング

   ― 対話でひらく自律的な学び ―

    木下 直子 氏

   

   日本語教育の現場で知っておきたいメンタルヘルス・フラグ

   ― 見逃したくないサインへの気づきと支援のつなぎ方 ―

    白井 優 氏 

   字源から語彙をひろげよう

   ― 具体物から抽象概念へ 漢字の字義の展開を学び語彙をふやそう ―

    徳弘 康代 氏​​

​17:30~ 懇親会​​​(別途お申込みの上、参加費が必要です。)

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白井先生
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講演 講師

山内先生

山内 博之 氏(実践女子大学文学部国文学科 教授)

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1962年愛知県生まれ。筑波大学にて経済学修士を取得。その後、日本語教師という畑違いの仕事に就くが、就職した日本語学校が約3年で倒産し、廃校。突然仕事がなくなり、途方に暮れたが、縁あって1993年より岡山大学文学部専任講師となる。実践女子大学文学部国文学科助教授を経て現職。柔道2段、相撲2段、趣味は料理。
著書に『[新版]ロールプレイで学ぶ中級から上級への日本語会話』(凡人社)、『プロフィシェンシーから見た日本語教育文法』(ひつじ書房)などがある。

日本語教育のコース全体を俯瞰するのに最も適した概念は「話題」だと思います。まず、どんな言語活動でも、必ず話題で分類することができます。また、言語活動の難易度は、話題に依存します。「株式」を話題にすれば、その言語活動は難しくなりがちです。しかし、「食べ物」を話題にすれば、難易度の低い言語活動が容易に想定できます。また、話題には、人の好みが強く現れます。たとえば、私は「言語」や「スポーツ」には関心がありますが、「ファッション」には関心がありません。話題が前面に出ていれば、自分の好みに合った言語活動を選んで学習することができます。このようなことから、私は「話題を制する者は日本語教育を制す」と思うのですが、いかがでしょうか?

講演・ワークショップ 講師

伊東 祐郎 氏(国際教養大学専門職大学院 特命教授・東京外国語大学 名誉教授)

伊東先生
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国際教養大学専門職大学院特命教授、東京外国語大学名誉教授。専門は日本語教育学、とくに日本語教育における評価、教師養成、カリキュラム・コースデザイン、地域日本語教育。

これまで、東京外国語大学、国際教養大学等において日本語教師養成に携わるとともに、日本語教育における評価のあり方、授業改善、カリキュラム設計、教師研修等について、教育現場や関係機関への助言・研修を行ってきた。放送大学『日本語教育学入門』主任講師。
著書・教材執筆、研修講師、認定日本語教育機関等への助言も行っている。

テストというと、「点数をつけるもの」「合否を決めるもの」と考えられがちです。しかし、日本語教育における評価は、それだけではありません。学習者が何をできるようになったのか、どこでつまずいているのか、教師の授業や課題設定は適切だったのかを見直すための、大切な手がかりでもあります。
今回のワークショップでは、難しい理論から入るのではなく、日々の授業で使っている小テスト、確認問題、課題、ルーブリックなどを少し見直しながら、「よりよいテストとは何か」「学習者を伸ばす評価とは何か」を一緒に考えます。完璧なテストを作ることが目的ではありません。今あるテストを少し改善することで、授業も学習者へのフィードバックも変わっていきます。

評価が苦手な方、テスト作成に不安がある方も大歓迎です。肩の力を抜いて、「まずはやってみる」ことから始めましょう。

木下 直子氏(早稲田大学日本語教育研究センター 准教授)

木下先生
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早稲田大学大学院日本語教育研究科にて博士(日本語教育学)取得。
現在、早稲田大学日本語教育研究センター准教授。
専門は、日本語教育学、音声教育、言語学習アドバイジング、第二言語習得。
著書に『日本語学習アドバイジングー自律性を育むための学習支援-』(共著, ひつじ書房)『ひとりでも学べる日本語の発音』(共著, ひつじ書房)『コミュニケーション・スキルの学び-グローバル社会を生きるためのレッスン』(共著, 実教出版)等がある。

「どうしましたか。」「例えば、どんな時にそう感じましたか。」
一見、何気ない問いのように思えます。しかし、誰かとの対話の中で問いを受けながら言葉にしていくことで、自分の考えや課題が整理され、新たな気づきが生まれることがあります。
文部科学省(2024)の「認定日本語教育機関日本語教育課程編成のための指針」において、「学習を自ら管理する能力」が必須の学習項目として示されたことを受け、自律学習を支える実践への関心が高まっています。本ワークショップでは、日本語学習アドバイジングにおける対話に着目し、その中で用いられる問いが学習者の気づきや内省、自律的な学びをどのように支えるのかを、具体的な事例や対話例をもとに考えます。さらに、学習者が自ら課題に気づき、学びを進めていくためにはどのような問いが必要なのかを、参加者の皆さんとともに探っていきます。

白井 優 氏(四谷ゆいクリニック英語診療部 精神科医)

白井先生
白井先生

精神保健指定医、精神科専門医・指導医、公認心理師。

高校での米国、大学でのドイツ留学を経て、金沢大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院、千葉県総合救急災害医療センター等を経て2018年より現職。日本在住の外国人に多文化精神科診療を行っている。

また、ダイバーシティクリニック代表として法人向けのメンタルヘルス相談業務も行っている。

日本語教育者は、ときに、学習者のメンタルヘルスに関わる相談や気になる変化に直面します。診断や治療を担う必要はありませんが、支援者として見逃したくないサインに気づき、適切に対応する視点は重要です。
本ワークショップでは、精神医学上の重要な所見を「フラグ」として整理し、注意すべき変化、声かけの方法、専門職につなぐタイミングを考えます。学習者の様子を必要以上に「心の病気」と決めつけることなく、必要な支援につなげるための視点を学び直す機会とします。

徳弘 康代 氏(ものつくり大学 非常勤講師・日中友好神奈川県婦人連絡会 共同代表)

徳弘先生
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早稲田大学大学院日本語教育研究科博士課程修了。2006年博士(日本語教育学)学位取得。
日本語学習のための漢字・語彙教育を研究。1982年より横浜市立中学校・高校国語科教諭、

中国で大学日本語講師、オーストラリアでカレッジの日本語科教諭、日本に帰国後、長沼
スクール(講師)、早稲田大学(客員講師)、名古屋大学(特任教授)、2025年3月に定年退職。

主な著書『日本語学習のための よく使う順 漢字2200』三省堂、『語彙マップで覚える
漢字と語彙』Jリサーチ出版、『横浜⇌上海』(横浜詩人会賞受賞)、『ライブレッドの重さ
について』(駿河梅花文学大賞受賞)、『音をあたためる』思潮社

漢字「能」の字源はクマ(の象形)です。クマは木に登り、泳ぎ、走り、鍵を開けることもできます。様々なことが「可能」です。身体「能力」があるだけでなく、高い「知能」も持っています。「能」の字はクマから「可能」→「能力」→「才能・技能・性能・機能」へと、語となって字義を拡張していきます。「能」の意味が増えて、動物のクマには「熊」の字ができました。このように漢字は字源から意味が展開していきますが、今もクマは能力試験に、ゾウは気象庁に、ミミズクは観覧車に、ハリネズミは語彙の中にいます。字源からの字義の抽象的展開を知ることは、難しい抽象概念語を親しみやすくすると同時に、学習者の抽象的思考能力を伸ばすことにもつながります。比喩から発展した抽象的思考は、論理的に積み上げる思考とは別の、直感や閃きや共感に通じる重要な思考方法です。本ワークショップでは、いくつかの漢字の字源とその語彙のデータをもとに、皆さんに明日の授業で使える漢字語彙の教材と教え方を考え、作成していただこうと思います。

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